臨床研究のお願い
- 2016/02/01群馬大学医学部附属病院内分泌糖尿病内科において2006年1月1日から2015年12月31までの間に原発性アルドステロン症と診断され、副腎静脈サンプリング検査を受けられた患者様へ(臨床研究の情報公開)
研究課題名:重症型原発性アルドステロン症の診療の質向上に資するエビデンス構築
・目的
多数の患者さんの診療情報を収集・解析することにより、原発性アルドステロン症の診療水準向上に役立つ新たな検査法、判断法、治療法を確立することを目的としています。
当院では、公的な研究費(日本医療研究開発機構研究費 難治性疾患実用化 研究事業)により全国の多数の主要な大学や病院(下記ご参照下さい)と共同して、原発性アルドステロン症の診療水準を向上するための研究を行っています。このため原発性アルドステロン症の患者様に研究へのご協力をお願い申し上げます。
*研究組織:京都医療センター、慶應義塾大学、東京医科歯科大学、群馬大学、金沢大学、京都大学、大阪大学、大分大学、福岡大学、聖マリアンナ医科大学、国立国際医療研究センター、東京大学、済生会横浜市東部病院、市立札幌病院、熊本大学、国立病院機構 九州医療センター 、松山赤十字病院、広島鉄道病院、明石医療センター、三田市民病院、福島県立医科大学、済生会富田林病院
・対象
群馬大学医学部附属病院内分泌糖尿病内科において2006年1月1日から2015年12月31までの間に原発性アルドステロン症と診断され、副腎静脈サンプリング検査を受けられた方約50名を対象にいたします。対象者となることを希望されない方は、下記連絡先まで2016年6月30日までにご連絡下さい。
・ 研究内容
利用させて頂く診療情報:原発性アルドステロン症の診断のために実施された検査(血液、尿検査、負荷試験、心電図、レントゲン、CTスキャン、治療内容と経過など)。これらの検査や治療はすべて学会のガイドラインに沿って、通常の診療の一貫として実施されたものです。
この研究を行うことで患者さんに日常診療以外の余分な負担が生じることはありません。
得られた研究成果は論文または学会で発表します。知的財産権が生み出された場合、その権利は研究者または研究機関に帰属します。
またこの研究で得られた情報を、別の研究等で利用する(二次利用)可能性がある場合は、その際に改めて群馬大学臨床研究倫理審査委員会に申請し承認を得た上で利用します。
・個人情報の管理について
個人情報漏洩を防ぐため、群馬大学医学部附属病院内分泌糖尿病内科においては、個人を特定できる情報を削除し、データの数字化、データファイルの暗号化などの厳格な対策を取り、第三者が個人情報を閲覧することができないようにしております。
また、本研究の実施過程及びその結果の公表(学会や論文等)の際には、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。
・研究期間
研究を行う期間は医学部長承認日より2018年3月31日まで
・医学上の貢献
本研究により被験者となった患者さんが直接受けることができる利益はありませんが、将来研究成果は原発性アルドステロン症の診療水準向上に役立つ新たな検査法、判断法、治療法の確立の一助になり、多くの患者さんの治療と健康に貢献できる可能性が高いと考えます。
・利益相反に関する事項について
この研究の利害関係については、群馬大学利益相反マネジメント委員会の承認を得ております。また、この研究過程を定期的に群馬大学利益相反マネジメント委員会へ報告などを行うことにより、この研究の利害関係について公正性を保ちます。
・研究機関
本研究責任者
京都医療センター 内分泌代謝科・内部泌代謝高血圧研究部 成瀬 光栄
〒612-8555 京都府京都市伏見区深草向畑町1-1
国立病院機構 京都医療センター 内分泌代謝高血圧研究部内 Tel:075-641-9161
*研究組織:京都医療センター、慶應義塾大学、東京医科歯科大学、群馬大学、金沢大学、京都大学、大阪大学、大分大学、福岡大学、聖マリアンナ医科大学、国立国際医療研究センター、東京大学、済生会横浜市東部病院、市立札幌病院、熊本大学、国立病院機構 九州医療センター 、松山赤十字病院、広島鉄道病院、明石医療センター、三田市民病院、福島県立医科大学、済生会富田林病院
当院研究責任者
群馬大学大学院医学系研究科病態制御内科学講座 教授 山田正信
連絡先:〒371-8511
群馬県前橋市昭和町3-39-15
Tel:027-220-8122群馬大学医学部附属病院患者支援センター 助教 中島康代